『いのちのデザイン』入手方法
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写真絵本『いのちのデザイン』とは
本をのぞき見
本の活用方法と本の効果
本が欲しい方は
森の学校について
子どもといっしょに、自然に学ぶ!!
みぢかな小さな生きものたちをじっくり見てみると、その形や色や仕組みなどに沢山の生きるための知恵があることがわかる。
その形、色、仕組みが「いのちのデザイン」。
-DESIGN OF LIFE
--みぢかないきものたちのー
いのちのデザイン
写真・文 佐伯 剛正
※「森の学校」は、自然の中で遊び学ぶ体験の中から、生きる喜びを発見し、生きる知恵を力を育む自然学校です。
この本は、みぢかな自然かんさつのための「写真絵本」です。
どうぞご活用ください。
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本が欲しい方は
◇野生の中で敵から身を守り食べ物を得、子孫をつくるため、数億年、数十億年をかけてつくられたデザイン。そのデザインは美しく、
シンプルで機能的で無駄がない。
こうしたデザインは私たちに多くのヒントを与えてくれる。そして、これからの時代はもっと大切なヒントを与えてくれることになる。
◇この「いのちのデザイン」は、子どもたちの好奇心をくすぐる。
好奇心は五感を刺激し脳の前頭葉を活性化させていく。
小さな生きものたちの知恵から、
子どもたちは生きる力を
学ぶことができる。
本をのぞき見
白いスプーンはいのちの元 かき(柿)
カキの皮をむいて、切り分ける時、中の種に当たり、真っ二つに切れることがある。そんな時、種の中に白いスプーンのような形が見える。
これはカキの赤ちゃんのようなもの。
まさに“いのちのデザイン”そのもの。
まわりの半透明のものは、根などから栄養分を取り入れるまでの間、自力で育つための栄養分。
この栄養分を使って、カキの種は根や芽を出す。
カキには8つの部屋がある。
それは、カキを輪切りにするとよく分かる。
この部屋の中に種はある。種の入っていない部屋もある。
100本の花束
タンポポ(蒲公英)
もしあなたが、1本のタンポポをもらったら、それは100本から200本の花束と同じ。タンポポはひとつの花のようだが、じつは小さな花弁のようなものひとつひとつが、
独立した花(舌状花とよばれる)。
これが小さな花(小花)が集まっているキク科の植物の特徴。
植物のなかではもっとも種類が多い。それは、花粉がなくても種子ができる巧みな仕組みがあるから。みぢかなタンポポの知恵を知れば知るほどすごいと思う。
何個の花が集まっているのか
数えてみよう
タンポポの花から、
ひとつの花をとりだしてみる。
一枚の花びらがついているようだが、
これもじつは5枚の花弁が
ひとつにくっついている(合弁花)。
タンポポのせいくらべ
タンポポの花をよく見ると、つぼみの時は背が低く次に花が咲くと、虫たちに集まって欲しいので背が伸びてくる。
そして、最も背が高くなるのは、わたげ(綿毛)になった時。
この時は種子(たね)を遠くへ飛ばすためにいちばん背を高くする。必要なときしか背伸びをしないので、そのほかは休んでいる。
エネルギーの無駄遣いはしない知恵。
飛んで!くっついて!どこまでも!
タンポポの種のパラグライダーのような仕組みはできるだけ遠くへ種を飛ばし、広い範囲へ仲間をつくるためのもの。
空から着地すると今後は、種子の実の部分の仕組みが力を出す。
たくさんのトゲは、いろいろなものにひっかかりやすくなる。
人や動物がいたらそれにくっついて、また遠くへ運ばれていく。
種子をよく見てみると、
たてについた溝は、種子の全体に
水分を均等にいきわたらせる
仕組みとなっている。
トゲは、一度くっついたものから
外れにくくなっている。
こうして、どんなところでも、
確実に仲間を増やしていくことができる。
身のこなしも変身も、まるで忍者
二ホンアマガエル(日本雨蛙)
カエルの中でも愛嬌のある姿で
人気ナンバーワン。
ところが、忍者のような
すごい技をいくつも持っている。
指先には独特の吸盤があり、
草や木などにはり付く。
体の色も周りの色に合わせて変化する。
緑の葉の上では緑色に、枯葉や土の上では
茶褐色や灰色などの
土色や暗灰色のまだら模様に。
田んぼの忍者
指先の円盤状の吸盤を使って、草やイネの葉などを自由に動き回って虫を食べる。“田んぼの忍者”アマガエルは、手足の濡れた皮膚の毛細血管現象も利用して、垂直面でもはり付く(濡れた紙や布などがガラスにピッタリとくっついて落ちないのと同じ仕組み)。
前足の指は4本、後ろ足は5本。
レインコールの大合唱
喉にある鳴嚢という袋を膨らませて声を響かせる。雨が降りそうになったり、降っているときによく鳴く。
皮膚が薄いために湿度や気圧の変化に敏感。
湿度が高くなると、皮膚呼吸が活発になり活動する。
長い間じっとしている時には、
このお腹もぴったりとくっつける。
※身を守るために、皮膚から毒を分泌。
触った後はよく手を洗う。
吸盤のないカエルのなやみ
カエルの仲間でも吸盤を持たないカエルたちは、最近田んぼの川がコンクリートで3面を塗り固められているので、一度川に落ちると上がれなかったり、オタマジャクシからカエルになったも上がることができなくなり、数は減っている。
餌となる虫などを捕まえられないからだ。
田んぼの貴公子
“田んぼの貴公子”とも呼ばれる、美しい声で鳴く、シュレーゲルアオガエル。金色の目を持ち、姿もスリム。吸盤を持っている。鳴き声もコロコロッという上品な声で鳴く。5~6月頃、田んぼの畔に白い泡状の卵塊を産みつける。
大きさは、野球のボールくらいで、およそ2週間で生まれる。
本の効果と
活用ガイド
「自然かんさつ散歩」へ
でかけてみませんか
身近な生きものたちの不思議な色や形。それは生きるための知恵から、長い時間をかけて生まれてきた「いのちのデザイン」。さあ、身近な「いのちのデザイン」を見つけて学ぶ「しぜんかんさつ散歩」はでかけませんか。みんな訳があってこうなった“いのちのデザイン”
その訳を探しに行こう!!
脳は五感の刺激で発育する!
ルール&マナー
「いのちに感謝」しながら、自然のものをとりすぎたり、危険なものに触ったり
口に入れたりしない。
※画像をクリックすると、PDFファイルをダウンロードできます。
本が欲しい方は
方法1:
Amazonから購入
確実に欲しい方はこちらからどうぞ
Amazonへリンク
方法2:
近くの図書館や学校で、
購入をリクエスト
入手は確実ではありませんが、図書館蔵書となると多くの方々に活用していただくことができます
(購入希望方法は、それぞれの図書館に直接たずねて いただけますでしょうか)
図書館の購入希望用紙に記入して提出
DESIGN OF LIFE
-みぢかないきものたちのー
いのちのデザイン
子どもたちに生きものの面白さや、楽しさを教えてくれる、美しい写真と驚き情報満載の科学的写真絵本
171頁 総ルビ オールカラー
ISBN978-4-89801-774-6
2023年5月21日発刊 定価(本体:1,800円+税)
株式会社ライフ・サイエンスで初版出版
★Amazonのカスタムレビューを書いていただけると
活動の励みになります!
★図書館・学校関係者の方へ、入手はAmazon、または森の学校へ
お問い合わせください。
森の学校について
テーマは、“いのちのつながり”
NPO法人 森の学校は、里山と都心の両拠点で活動しています。
1993年 7月に開校
里山の木造校舎(廃校)とその周りの自然を主な舞台に、子どもから大人、その他の幅広い層へ、自然体験、野外活動、環境教育に関する事業、それらに関連した各種事業を展開。
これらの事業を通して、自然の営みの奥深さ、生命の尊さへの気づきと、豊かな人間性の形成を図ります。そして、すべての生き物が共に暮らし続けることができる社会の実現に寄与することを目的としています。
主催事業
環境教育をより広く子どもや親子に 伝えるための事業
里山
開校以来、里山の校舎を舞台に子どもキャンプ を実地(小3~中3)
都心
事務局がある銀座を中心に都心の公園や周辺の自然などで開催
幼児対象「ふくるる森のようちえん」
小中学生対象「ハックルベリーくらぶ」
親子対象「ハックルベリーファミリー」
ワークショップなど
NPO法人 森の学校
〒104-0061 東京都中央区銀座7-18-13-203
℡03-5565-1144 (平日11時~18時)
morinoggakou@kankyou.info
https://www.morinogakkou.jp
森の学校HP